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「人生は有限である」という事を把握している友人の話

彼とは7年前(もう7年の付き合いになるという事に驚いている)に大学の部活を通じて知り合い、友人となった。彼にとって私は大多数の知人の一人であるかもしれないが、少なくとも、私は彼の事を友人だと思っている。

彼は知り合った当初から精力的で活発な男で、同時に非常に怠惰な男だった。
女性関係は出入りが激しく(といっても私の知人の中ではという範囲限定であり、世間一般の大学生なら通常の範囲内かもしれない)、私達のグループで主体的な行動と発言をするのは決まって彼であり、楽しい学生生活の提案をしてくれた。反面、部活をサボる、面倒な飲み会には行かない、交友関係を積極的には広げないなど、怠惰、というか非社会的な一面が見え隠れする場面にも何度か出くわしている。

彼は自分にとって無駄な可能性のある事象に見切りをつける事に非常に長けており、一方で自分の意見を主張する事を躊躇わない。


私には彼は人生が有限である事を理解して行動している様に見える。
彼と話す度に、尊敬するのと同時に、嫉妬を覚える自分がアホらしい。

彼曰く私は「タイミングを逃し続けている」という。

躊躇っていればロクな人生にならない。分かりきっている事なのだが、私が今日もグダグダと悩んでいる間に、彼は新卒で入社した大企業を辞職し、転職先として公務員に内定している。
また一つ決断をしている。

彼にまつわるエピソードには事欠かないのだが、醜い男の嫉妬も混じるのでこの辺で。