と、言う事であとよろしく

20代お気楽独身営業職の本(漫画多め)・スポーツ(サッカー多め)・食べ物(偶に)・雑感ブログ

今更ですが浅田次郎さんは最高です。ビジネスマンの皆様是非一度読んで頂きたく文をしたためます。

 企業戦士と言えるほど戦ってはいませんが暫し休息という事で実家に帰省しておりました。

そして久々に帰省しましたが極寒です。

初日、2日目は歓喜しつつ雪山レジャーを楽しめましたが、3日目は全身筋肉痛&ギアの調子がどーにも悪いので自粛しつつ、毎日温泉通いで湯治気分です。

年を越せばすぐ東京に逆戻り。異動の話もちらほら、現部署でやり残した事やっとかないと。まずは積ん読消化!(違)

 

恐らく半分矛盾するような想いなのでしょうが、立身出世を果たしたい、又は望郷の念に駆られる時、必ずと言って良い程読みたくなる作家さんの作品があります。

 

ブラック オア ホワイト

ブラック オア ホワイト

 

 久々に単行本サイズ買っちゃいましたよー。

新作だった時に衝動買いしてずいぶん時間が経ってる… 

怖いもの見たさ、ありますよねー。やめときゃいいのに、と思いつつやめられない…

人生の分岐点はいくらでもあるし、振り返るとキリはないよね、楽しまにゃ損よとも言われてる気がします。

沙高樓綺譚 (文春文庫)

沙高樓綺譚 (文春文庫)

 

 ⇧こっち系です。

しかしミステリー・ファンタジー・時代劇・ピカレスク・エッセイ…この御方は何でも書けて、尚且つ一々面白い。膨大な数の著書の一部ではありますがご紹介させて下さい。

 

  • 最近なんか仕事がマンネリ…って方

蒼穹の昴(1) (講談社文庫)は立身出世を目論む、もしくは目論まない方でも勤め人の方なら一回は読んで頂きたい名作。内容は私如きが語るべくもなく。見よこの先達方のブログ登場数。これに連なる

中原の虹 (1) (講談社文庫)も名作ですぜ。

珍妃の井戸 (講談社文庫)は前2作にハマった方は是非!

 

蒼穹の昴(1) (講談社文庫)

蒼穹の昴(1) (講談社文庫)

 

 

 

中原の虹 (1) (講談社文庫)

中原の虹 (1) (講談社文庫)

 

 

  • 職場で意見が分かれて板挟み!って方

闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉 (集英社文庫)シリーズは

オーシャンズ11 特別版 [DVD]通じるエンターテイメント性もありつつ、「こんくらい義理人情と筋を通してぇ!」と思わせるくらい痺れる登場人物場ばかり。

粋な台詞回し、所作の数々、心持ち…人生で一個でいいから真似してみたい。

一番好きのなのは安田親分と銀次大親分の別れの杯、そして松が杯を受ける回。これは譲れません。 

闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉 (集英社文庫)

闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉 (集英社文庫)

 

 

  • 一所懸命に働いているつもりだが社内は敵ばかり…俺は間違っているのか?って方

壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)新撰組シリーズの中でも屈指のかっこよさ。

石をば割って咲かんとする花を、なにゆえ仇となさるのか。北風に向かって咲かんとする花を、なにゆえ不実と申さるるのか。
それともおのれらは、貧と賤とを悪と呼ばわるか。富と貴とを、善なりと唱えなさるのか。ならばわしは、矜り高き貧と賤とのために戦い申す。断じて、一歩も退き申さぬ。

言ってみてーーーー!

廃れていく故郷への郷土愛と家族愛を、自分は武士という特権階級だと自覚してるが故に捻じ曲げちまった男の生き様は、どっこい1ミリたりとも曲がらず竹馬の友や新撰組の面々、果ては幼い息子まで、吉村貫一郎に関わる者達に突き刺さる。何度読んでも突き刺さる。都会のご出身と伺っておりますが上京してきた田舎者の心理描写がとってもお上手です。

壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)

壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)

 

 

  • 色々あって左遷された…こんなところで仕事してられるか!!って方

 

プリズンホテル〈1〉夏 (集英社文庫)

プリズンホテル〈1〉夏 (集英社文庫)

 

 脛に傷持つ連中が、至極真面目に真っ当に、生きて仕事して、時に何にも知らねぇ若い衆に説教して、説教せずとも背中と生き様で語る。男って職業はこういうもんでさってのを語ってくれる。面白おかしい、けど感動させる、浅田さんの作品の良さを全部詰め込んだようなシリーズです。時代小説苦手って人にオススメできる浅田作品です。

 

 

何が言いたいかって浅田次郎先生最高!いつまでもお元気で!